川辺優紀子のKIPONでスナップ〜原宿編1

皆様こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログ。

前回に引き続き都会の街並みを撮ってみることにしました。
舞台は大都市「渋谷」の隣にある原宿です。

原宿というと若者カルチャーの街のイメージが強く、歩く人々や建物、街その物が個性的で強烈な主張も多い。
またすぐ隣のエリア表参道は、ファッションを楽しむ洗練された大人の街が広がっているというのが私の勝手な印象です。

ほんの少し歩いただけで表情が変わるがわるする、とても賑やかな場所。
学生の頃から歩いていて全く飽きの来ない、東京に来たら必ず立ち寄りたいと思っていたエリアです。

そんな街をKIPONのIBERITで撮り歩きます。
今回使用するのは24mmと35mmの2本。
1本はカメラ本体に装着しているので鞄には手のひらサイズのレンズ1本だけ忍ばせている状態。

別機材にて撮影

暑い夏の日差しの中でも撮る気力を損なう事なく持ち歩けるサイズ感がとても嬉しいです。

さて、賑やかな原宿エリアにも実は穏やかな側面があります。
「都会のオアシス」と言われるほどで、近くに大きな公園や神社があったり街並みの中にも意外と緑が多いのです。

コンクリートジャングルの側面にフォーカスして撮っていきます。

 

人と街

冒頭で緑が多いとは言いつつも、そこはやはり大都会。
交通の便が大変良く人通りもかなり多いです。
コロナはまだまだ蔓延していますが、この人の流れを見ていると既に蔓延以前の状態に戻ったのではと錯覚してしまいそう。

24mm

24mm

24mm

どんな状況でも、世の中は周っているのだなと実感させられます。
群衆は特に顕著。
誰がどんな悩みを抱えていても、どんな生活を送っていても。

24mm

電車が数分ごとに来る度に、多くの人が改札を潜っていきます。

24mm

原宿駅に到着して間もないですが、早くも本日のベストショットかも知れません。
デザイン性のある近代的な建物と、工事の雑多な部分に緑が混じり、明るい空に向かって線路が伸びています。

そこに赤を示している信号機が、なんだか今の私の心に沁みてきます。

24mm

話は戻りますが、緑の存在が所々目に留まるのがこの街の特徴だと思いました。
コンクリートと車、人混みに囲まれていると時には気が滅入ってしまう事もあると思いますが、丁度良いバランスを保っているのかも知れません。

24mm

原宿駅を出て目の前にあるのがこの鳥居です。
森が生い茂る明治神宮は本当に広くて撮りたいポイントもたくさんあるのでまた別の回にしたいと思います。
暑い日でも日陰の中を進んでいけるのでとてもお勧めのスポット。
この森が駅の隣にある時点で「東京ってすごいなー」と思ってしまいました。

24mm

最近外観が新しくなり、かつての歴史的な雰囲気がなくなってしまった原宿駅。
以前の姿ももちろん素敵でしたが、この新しいデザインもこの街並みにマッチしていて全く違和感がありません。
まるで大分前からこの姿だったかのようです。

 

24mm

仕事にプライベートに、様々な用事で訪れる原宿。
次回いよいよ裏の細い道を選んで撮り進めていきます。
お楽しみに。

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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