いのうえのぞみのKIPONレンズで北海道スナップ

皆さん初めまして。
これからKIPONレンズのブログのライターに加わりました、いのうえのぞみです。
私は普段、カメラ媒体を中心にモデルをしたり、写真映りの本を出版したり、
写真旅行記を書きながら世界を旅したりと……

『 写る! 書く! 写す! 』 をテーマに幅広くカメラとともに活動させていただいております。

初回は、KIPONレンズの人気シリーズIBERITの35mmと90mm、
共に単焦点マニュアルフォーカスレンズをお借りすることになりました!
私のスタイルで構わないので自由に撮影してレポートしてね、とのことなので
毎年のように撮影で通っている北海道に行ってきました。

単焦点のマニュアルレンズって初めて使うので新しい世界が見れる気がしてワクワクします。
新千歳空港について速攻向かったのはフォトジェニックで有名な『青い池』

初めての単焦点MFレンズにドキドキ

KIPONのIBERITシリーズ35mmと90mmはズーム機能のない単焦点で、
しかもピントはマニュアルで操作するMFレンズです。

私はこれまでオートフォーカス(AF)しか使ったことがないので上手に使えるか心配でした。
でも初めてのレンズだからこそ、それまで知らなかった世界が見られるかも?!
という期待でワクワクもしています。

(SONYα7ⅢにKIPON単焦点レンズ IBERIT 35mmf/2.4 を装着)
※別機材で撮影

(小柄な私の手にもすっぽり収まるし、コンパクトで軽いのでまさに旅スナップにはもってこいのレンズです。)
※別機材で撮影

そんな気持ちを楽しみながら、ここから KIPONレンズ IBERITとの旅がスタート!!

MACの壁紙にも使われた超有名スポットへGO

新千歳空港についてレンタカーで向かったのは美瑛町白金にある『白金の青い池』
池に射す光のちがいで水の色が美しい青になる、とてもフォトジェニックな景勝地です。

青い池の駐車場に到着すると人気スポットらしく、すでに車がわんさか(汗
なんとか無事に車を停めて少し坂を上がると、さっそく青い池が見えてきました。

(IBERIT 35mmで撮った青い池。水面に映った木々や雲の影もフォトジェニック)

この日は晴れのち曇り。
おひさまの光が池の水面にあたると美しい水色が輝きだし、
光が変わると池の色も刻々と変わっていくので写欲がそそられます。
なんでこうまで魅力的な青色をしているのか不思議に思って調べてみたら、
池には水酸化アルミニウムなどの物質が含まれていて、
その粒子と光が重なって青く見えるようなんです。 へぇ~ですよね(^^)

私はこういう有名な写真スポットに行くと、シャッターを押す前に
ついつい来ている人のカメラをチェックしちゃうクセがあります。
とっても高そうなカメラとレンズを、どっしりとした三脚にのせて撮っている人をみると
あっ!そこがベストポジションなんだ……と思えちゃうんです。
だから私もその人のうしろに陣取って撮影スタート(笑)
そして撮れたのがこちらの一枚 『 ザ・青い池 』

(IBERIT 90mmで撮った水没した立木。イメージ通りの写真が撮れて感謝です。)

しばらくすると人も増えてきたので青い池からは退散して
車を走らせること数分、次のロケーション 『 白ひげの滝 』に到着。

(IBERIT 35mmで撮影。橋の上からマイナスイオンをたっぷり吸収。)

この白ひげの滝は落差30mで地下水を美瑛川にそそぐ滝で、
そのさまがまるで白い髭のように見えることからそう名付けられました。
青い美瑛川と滝の白が作るコントラストが美しくてみとれちゃいます。

(IBERIT 90mmで撮影。フルサイズカメラと90mm単焦点レンズの組み合わせだと、こんなに大きい玉ボケが映せるんですね。)

自分で合わせる気持ちよさを発見!!

美瑛町で美しい青を堪能したあと、
車でとなり町にある『フラワーランドかみふらの』へ向かいました。

(IBERIT 35mmで撮影。色とりどりのお花が咲き乱れるルピナスの中からマイベストを探します。)

フラワーランドかみふらのでは5月から9月の間、鮮やかなお花畑が見られます。
今回の北海道旅はさきの青い池と、このルピナスを撮るのがメインの目的で
私が訪れた時期は、ちょうどルピナスが満開でした。

赤、黄、紫・・・・・・濃い色の花々のなかから
可憐で淡い紫のルピナスに目が止まりました。
このお花にピントを合わせて撮りたい!
そうして撮ったマイベストオブ・ルピナスがこちら。

(IBERIT 90mmで撮影。自分でピントを合わせるって気持ちいい。)

周りのルピナスよりも少し背が低く、ポツンと咲いていたお花。
写真ってどこか自分自身を被写体に投影するものでもあるのかな~と、
そんな風に私は思っています。

今日のお宿

フラワーランドかみふらのを後にして、4時間の長距離ドライブでニセコ町へ。
スキーで訪れて以来、毎年お世話になっている『湯ごもりの宿 アダージョ』に到着しました。

この宿は源泉100%のかけ流しにごり湯(硫黄泉)の露天風呂が客室についていて格安で泊まれるんです。
アットホームな雰囲気の中、誰にも気兼ねなく極上の湯を独占できます。
何も考えず湯に浸かる。
休んで、浸かって、休んで、浸かって・・・・・・
繰り返しの温泉デトックス。

ラグジュアリーホテルのようなサービスや設備もいいけど、
たまにはひとりで とことんお湯だけに没頭する。感覚のすべてを『湯』だねる。
産まれたまんまの姿で地球の恵みをいただいている瞬間、この上ない贅沢を感じます。
私の旅のテーマは地球を感じたい、知りたい。
たっぷりと地球のエネルギーを吸収してこの日はおしまい。

今回のベストショット!

翌日はアダージョから車で15分ぐらいのところにある『神仙沼』 に向かいました。
この日はあいにくの雨模様だったのですが、雨の日は雨の日なりの美しい光景に出会えるもんですね。

(IBERIT 90mmで撮影)

蜘蛛の巣って雨の雫をまとっていると、より魅力的に見えるな~
しっとり濡れた木々も美しいなと感じていると道の真ん中に大きなカタツムリが。
今まで見たなかで一番大きいかも・・・・・・。 さすが北海道。
誰もいない道を気持ちよさそうに進むカタツムリ。

私もしゃがみこんで子供に戻ったように夢中でシャッターをきります。
そんな時ふと「カタツムリって晴れの時はどこにいるんだろう?」
最近は北海道も夏場は猛暑になるから干からびたりしないのかな〜
なんて心配になったりしました。

しばくたつとあたりが霧で覆われてきました。
先が見えないってワクワクドキドキ。

木の遊歩道を歩くとその先には神仙沼があります。
あたり一面にたちこめる霧によって、この先へ進むと戻ってこれなくなるような
不安を感じつつ、でもそれが神仙沼の神秘性を深めているようで・・・・・・

(IBERIT 35mmで撮影。この写真が撮れたとき、すっかりこのレンズのファンに。)

そして、最後にお見せするのが今回のマイベストショットです。
神仙沼にたたずむと異世界にいざなわれるような感覚がしたので、それを写してみました。
このグラデーションと水面に映る影のコントラストをIBERIT35mmが上手く描写してくれたと思います。
かけあしで巡った北海道もステキな景色に出会えて大満足な旅になりました。

さて、次はどこに行こうかな~

いのうえ のぞみ

プロフィール:いのうえ のぞみ(Nozomi Inoue)

東京都出身。モデル・タレント活動の傍ら世界一周を目指し、これまで訪ねた国は60ヵ国を超える。
2015年度バリ島観光大使に就任。

2018年より写真家として活動を開始する。APA (公益社団法人 日本広告写真家協会) 正会員

「いのうえのぞみ オフィシャルサイト」
https://www.inoue-nozomi.com/
「いのうえのぞみTwitter」
https://twitter.com/nononononozomin
著書『ちょっとしたコツで10倍かわいく見えるモテ写の教科書。』
https://www.mdn.co.jp/di/book/3217303018/

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