川辺優紀子のKIPONでスナップ〜原宿編2

皆様こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログ。

大都会渋谷の隣に位置する原宿近辺を撮り歩くべく、やってきました。
お洒落なお店、お洒落なカフェ、ここに立っているだけで自分もお洒落な人間になっているかのように思わせてくれる街。

賑やかな通りから1本路地を入るだけで、この原宿も大分雰囲気が変わります。
そこには大通りからは想像できないくらい静かでゆったりとした生活空間がありました。

今回のテーマは「原宿の側面」。
コンクリートジャングルとは正反対の「緑」にフォーカスして撮り歩いてみます。

さて、前回は駅に到着しただけで話が終わってしまったので、ここからやっと歩き始めます。

24mm

天気にも恵まれ、生き生きとした雲が流れています。
ガラスに写る空もとても綺麗です。

8月も猛暑の中の撮影は暑さと湿気と戦いながらの撮影になります。
自ずと足取りは重たくなり、カメラ機材もいつもよりも重たく感じる数です。
しかしここで扱っているIBERITは手のひらにすっぽりと収まるほどとてもコンパクト。
荷物が嵩張る心配が全くなく、お陰様で40度近く気温が上がっている日でも撮り歩く気力が保てます。

24mm

24mm

24mm

コンクリートとガラスで、街全体は青味がかっていますが、看板の多さで色彩も豊か。
大きな通りから無数に広がる細い道へと進んでいきます。

24mm

いざ街の裏側へ!

消える音

入ってすぐ、不思議なことに表の車通りの音が一気に消えます。
あまりの景観の変化に、別の場所にワープしたかのような感覚です。

24mm

先ほどまで眺めていたビルとは別の世界線。
色合い、素材共に異なります。

24mm

24mm

これが同じエリアなのがとても面白いです。

 

こんなところに?と色んなお店が突然出現します。
とあるゲートを潜った先の別世界で探検するRPGがリアル体験できます。

錆びた鉄と少しヒビの入った外壁。
そのワードだけではとても怖いイメージですが、ここの空気は暖かいのです。

24mm

シンプルですが、1杯頂きたくなりました。
残念ながら時間に余裕がなかったのでこのお店はまた今度。
細い所を通ってきたので再びたどり着けるか少々不安がありますが。

東京のど真ん中にいる事を忘れてしまいます。
歩いているだけで楽しい。
どこか懐かしいような、帰ってきたかのような。
程よく溶け込んでいる緑がイメージを大きくコントロールしているようです。

24mm

24mm

都会的なシーンから、少し時代を遡ったような空気感、大きな雲漂う空や水々しい緑まで。
様々な要素を含んだ場所全てに対応してくれるのがKIPONのIBERITです。

絞りを回せば繊細な描写でビルの直線を強調できますし、開放すれば一気に柔らかく、刺々しいシーンも良い塩梅に抑えてくれます。
柔軟に対応可能なレンズだからこそ、2本だけ厳選して撮影に出かけられるのです。

次回3話目、引き続き街の側面を撮り歩きます。
お楽しみに!

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

関連記事を読む