川辺優紀子のKIPONでスナップ〜丸の内編(前編)

川辺優紀子のKIPONでスナップ〜丸の内編1

こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載は、KIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログです。

あっという間に暑い夏が終わり、道端の葉っぱも色付いてしまいました。
ここ数年は特に夏と冬が1年の大半を占めているように感じます。

一瞬で過ぎ去るこのタイミングでスナップをしようと決めたのは「丸の内周辺」でした。
仕事の人もいれば、お買い物やグルメなどプライベートを過ごす人もいるお洒落な通り。
並木の紅葉も綺麗だろうと向かったのでした。

別機材にて撮影

使用するレンズは毎度お馴染みKIPONのIBERITです。
このところIBERITをつけて首からカメラを下げていると「そのレンズ、気になります!」と言われるようになりました。
レトロなデザインであるこのレンズは、スマートなサイズながらも存在感は抜群のようです。

私の手にもかなり馴染んできた相棒レンズを連れて、共に1日撮り歩いていきましょう。
本日も50mm、35mm、24mmの3本が登場していきます。

50mm

やはり丸の内は秋の景色になっていました。
場所によっては落ち葉が沢山溜まっている所も。

いつもと違って、通りを歩く人たちは上を眺めて楽しんでいるようでした。
仕事に追われていると足元ばかり向きがちですが、少し見上げてみると世界が変わって見えるかもしれません。

24mm

50mm

初めて丸の内の街並みを見たときは「日本じゃないみたい!」と口にしてしまうほど、特別な場所でした。
以降何度も訪れていますが、スナップもポートレートも撮っていて楽しいスポットです。
観光地含め、建物を撮るときには広角レンズを使うのが鉄板ですが、あえて50mmを使用して部分的に切り撮ってみることにしました。

50mm

50mm

50mm

建築物の人工的な直線と、周りのビルが作り出す影を意識して撮影して見ました。
通りには多くの人が行き交っているはずなのに、なんだか静けさを感じます。

ファインダーで除いた面積だけの、たった一部の光景が写真の世界を造っているのだと改めて実感しました。

その世界を視覚化してくれているレンズはとても偉大です。

50mm

50mm

目の前の景色と、ファインダーを除く自分。
カメラを構えている時は自分だけの時間。

50mm

50mm

落ち葉を踏んで歩みを進めます。

24mm

日は斜めに影って来ていても、ビルの窓ガラスの反射で色んな場所から照らされる不思議な空間。

お茶を挟みながらのんびりスナップするのにおすすめの場所です。

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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