川辺優紀子のKIPONでスナップ〜草津編3

皆さんこんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログです。

自然豊かな群馬県。
中でも火山の恩恵である温泉は群馬が誇れるポイントの一つであると思います。
今回は群馬の「草津温泉」をIBERITで撮ってみることにしました。

KIPONのレンズIBERITはマニュアルフォーカスの単焦点レンズ。
金属鏡胴で安定した重量感。
お気に入りのカメラに取り付けたその姿はカメラ好きにはたまりません。

サイズがとてもコンパクトなので、お出かけの際にカバンに数本忍ばせていくことができます。
実家暮らしをしていた頃には足を運ばず、打って変わって大人になってからはよく行くようになった草津をIBERITで覗いてみる事にしましょう。

醍醐味

その地に訪れたら必ず楽しみたいのが「食」です。
どこに行っても、何をしに行っても、必ず考えるのは食事の事ではないでしょうか。

美味しいご飯を出しているお店は草津にもたくさんありますが、やはりこういった山に来ると食べたくなるのはお蕎麦でした。

特に山菜やキノコのお蕎麦が私は大好きです。
注文したものが手元に届くと早く食べたい気持ちが襲いかかってきますが、そこはグッと抑えて撮影をします。

温泉街らしい昔ながらの素敵な雰囲気の店内で食べるお蕎麦は格別でした。
湯畑のすぐ隣にあるので是非立ち寄ってみてください。

食後のデザートにはこちら!
温泉と言ったら温泉まんじゅうが1番のおすすめです。
普段和菓子はほとんど口にしないのですが、薄皮に包まれた甘くて食べ応えのある餡子が無性に食べたくなるのが温泉街の不思議な力ですね。
温泉まんじゅうは販売しているお店がいくつかあるのでお気に入りの店舗を見つけてみてください。

温泉まんじゅうのお店のように昔から構えているお店もある中、草津温泉には意外にも新しいお店の出店も多く、ここ最近では学生からも人気のある観光地なのです。
そんなニーズに合わせてでしょうか、見た目も可愛いスイーツのお店もありました。

ここ草津では浴衣を着て湯畑の周りで写真を撮るのが定番ですが、こういった路面店で自撮りを楽しむというのもすでに当たり前になっているようでした。

ここで使用しているKIPONのレンズIBERITはマニュアルフォーカスですので、片手で撮るような場合にはまず目測でフォーカスリングを調整し、それから片手で被写体を持ち、位置を微調整してピントを合わせます。

やってみると意外とすぐに慣れるもので、背景との兼ね合いを見ながら手持ちで撮る面白さを覚えました。

季節と時間

この日の天気は晴れ、緑もよく映えました。
日本は四季の存在が大きな宝であり、そのお陰で1年を通して色んな顔を体感することができます。
草津ももちろん同様です。

冬には雪が積もり別世界になります。
太陽が出ているのと曇りの日、また雨の日とを比べても違った写真が撮れます。

キラキラと光る温泉が眩しいです。
天気が良いのに越したことはありませんが、雨の日でも楽しめるのが嬉しいポイント。
室内で開催されている「湯もみ」のショーは必見です。

源泉の温度が高いことから、こうして湯をかき混ぜることで適温に調節していたのが昔からの方法。
今ではイベントとして観覧することができます。

私も湯もみ体験をしたことがあるのですが、板を動かしてみてもバシャバシャとお湯が騒がしくなるだけでした。ここまで飛沫を上げるには技術と体力が必要です。
大迫力の湯もみは是非“置きピン”で撮影してみてください。

湯畑の夜景

さて、いよいよライトアップの時間になりました。
昼間も見応えのある湯畑ですが、夜の姿も大人気です。

周りの建物の照明と、湯畑のために設置されたライトが合間って、まるで物語の世界に迷い込んだかのように思えます。

流れる温泉の湯気が一帯を覆い尽くして幻想的な雰囲気を演出していました。

これを撮るためだけに草津に来ても良いと思いました。
頼れる描写、なんの負担にもならないサイズ感のIBERITだからこそ楽しめた1日。
次は一緒にどこを巡り歩こうか今から楽しみです。

(草津編おわり)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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