川辺優紀子のKIPONでスナップ 〜 河口湖編3

皆様こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログ。

カメラ本体にレンズ1本装着し、カバンにもう1本忍ばせるという軽装備にてやってきた河口湖。
あいにくの天気と季節の関係で、醍醐味の1つである富士山が全く見えない1日ですがそんな中IBERITと私が切り取ってきた『河口湖』を是非ご覧ください。

河口湖サイクリング

24mm

河口湖に到着してからは船に乗り、ロープウェイに乗ってきたのでここからはレンタルした自転車に乗って湖の周りを散策する事にします。

車で来ては寄ることのなさそうな場所、徒歩では遠い場所に行くことができるのが自転車旅の嬉しいポイント。

24mm

KIPONのIBERITはとてもコンパクトなので、なるべく荷物を減らしたいこういった外出の際に最適です。
取り出しやすいようにレンズはウエストポーチに入れていたのですが、手のひらサイズなので自転車を漕いでいても全く邪魔になりません。
IBERITだからこそ楽しめる移動手段でした。

50mm

さて、気分を変えてここからはレンズを50mm f/2.4に変えて撮っていきましょう。
24mm f/2.4を使用してきた前回までの「河口湖編1」「河口湖編2」とは全く違う写りになります。
焦点距離が変われば物の見え方も違ってきて、それまで平凡に見えていた物が急に魅力的に見えたりする経験はありませんか?

状況に応じてレンズ選択をしていくのが大切ですが、「今日はこれ!」と1本に限定して持ち出すのもまた楽しいものです。

50mm

50mm

50mm

場所を移動したのもありますが、レンズを変えた途端に特別緑が美しく見えました。
自転車を走らせながら辺りを見回し、目に留まったものを撮っていきます。

河口湖には、外周に沿ってサイクリングロードがあります。
車では入ってこられない道もあり、景色を楽しみながらのんびり走ることがでるのです。

50mm

50mm

50mm

ここに住む人たちの生活感が少しだけ見えました。
50mmの距離感は、近くの物を撮った時のボケ感と、少し離れた被写体を程よい構図で撮れる感覚が好きです。

50mm

50mm

50mm

コロナ禍というのもあり、あまり人と出会す事もなく静かに黙々と撮り続けました。
IBERITはマニュアルフォーカスなので、落ち着いて撮れる環境ではさらに威力を発揮します。

IBERITのその見た目は昔からあるような、どこかレトロなデザイン。
最新カメラに装着するとこれがまた良く似合う。

フォーカスリングの丁度良い粘り感と、しっくりとくる重量感。
これで撮っている自分の姿はカッコイイかも!?と思わせてくれるレンズです。

写真を撮る上で重要視したいポイントは、その写り(結果)はもちろん、撮っている時(過程)が楽しいかどうかもとても重要だと私は思います。

好きなカメラと好きなレンズで撮り歩く。
その時間こそが楽しいのです。

 

50mm

50mm

50mm

さて、黙々と自転車を漕いでは写真を撮るのを続けていたらお昼ご飯を食べ損ねました。
空腹にふと気がついてしまったので、近くのお店を探すことにします。

ここ河口湖周辺含め山梨の郷土料理で人気なのが「ほうとう」です。
自転車で移動する中何度も看板を見かけたので、今日のランチはこちらにしました。

24mm

ほうとうです。
やはりご当地グルメを堪能したくなりました。
こちらのお店ではテーブルに備え付けの「自家製みそ」があり、自分の好みで加える事ができるのですが、この味噌がまた美味しいのです。

24mm

自転車の疲労感もすっかり吹き飛ぶ美味しさでした。

次の日の景色

河口湖を山上から、周りの歩道から、そして湖上から味わい尽くした1日でした。
移動手段がレンタサイクルという事もあり満足感が想像以上でした。

ただ一点悔いが残るとしたら、富士山が全く見えなかった事です。
比較的1日綺麗に富士山が見えやすいと言われている冬にまたリベンジしに来たいと思います。

河口湖編1」から読んでくださっている方は覚えているかと思いますが、今回私は別件がありその前泊でこの日河口湖へやってきました。
ということで、最後に雲の少ない翌日朝5時の風景をお届けして終わりたいと思います。

24mm

24mm

24mm

50mm

次回の「川辺優紀子のKIPON でスナップ」もお楽しみに。

(河口湖編 終わり)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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