川辺優紀子のKIPONでスナップ 〜 江の島編

こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログです。

フィルムカメラですか?と先日言われたのですが、このIBERITの見た目がフィルムカメラを思わせた様です。
少しレトロな容姿をしたIBERITは、マニュアルフォーカスの単焦点レンズ。
24mm、35mm、50mm、75mm、90mmのラインナップで、マウントはLica M, Lica SL, Sony E,  Fujifilm Xがあります。

今回は24mmと50mmを用いて撮っていこうと思います。
クッション性のあるインナーバッグに、レンズをつけたカメラ1台と、交換用に1本入れて装備は完了!

※別機材にて撮影

お洒落も考えてバッグを可愛くしたい時に重宝するインナーバッグにも、スッポリと入ってしまうレンズサイズがとても有り難いです。

暑くなってきたので(この撮影は6月でした)編み上げの夏らしいバッグを引っ張り出していざ出発です。

24mm

■ 江の島で撮る

今回訪れたのは、夏真っ只中に発信するに向けて選んだ場所。
海が印象的な『江の島』です。

周辺には鎌倉など様々なスポットがありますが、海が撮りたい気分だったので江の島に限定することにしました。

江の島といえば、海産物を食べたり、坂を登って行って神社でお参りしたりが定番かと思われます。

24mm

思わず立ち寄りたくなるお店がずらり。
親しい友人とたくさん食べて飲んで、たくさん喋りながらお土産を物色したいものですね。

24mm

「ご自由にどうぞ」
私が小学生の頃に出くわしていたら確実に持って帰っていました。
インテリアに最適かも?と思いつつ、荷物は増やさず仕事に集中することにします。

こういった賑やかな通りや神社といった“和のもの”がしめる中、突然姿を表したのがこの池でした。

 

24mm

明らかに日本テイストとは異なる銅像が目を引きます。これはなんと「オリンピック記念噴水池」という名前の、1964年の東京オリンピックを記念して作られた池らしいのです。

存在感に惹かれて何も知らずに撮っていましたが、なんとタイムリーな遭遇でしょう。
今年の東京オリンピックでも記念に設置された物は何かあるのでしょうか。
コロナが収束したら、『オリンピックを探しに行く撮影旅』も良いかもしれません。

24mm

今日はとても暑いので、適度に涼みながら撮っていきましょう。

24mm

■ 海の写真

24mm

さて、早速海辺までやってきました。
時間帯によって砂浜の面積が全然違うことに驚きました。
先ほどまで歩いて行けた場所が、もう海水で埋まっている。

今行きたい!と思ったらその時に降りてみないとですね。

24mm

この橋を降りていけば浜辺にたどり着けます。
橋からの景色もとても綺麗なので、降りずともここから海を満喫することもできますが、せっかく写真を撮りに来たので行けるところは行ってみましょう。

24mm

雲の表情が豊かな日でした。

50mm

50mm

波の音を聴いているだけで落ち着きます。
私はたまに、波の音だけが流れ続ける音楽を聴きながら就寝したりするのですが、驚くほどに癒し効果があるのです。

50mm

何も考えずに、ただ眺める時間。

50mm

50mm

撮り手の沈黙にそっと寄り添ってくれる、長年の友人のようなレンズです。

24mm

ひと気の無い海辺で、ゆったりと過ごせた1日でした。

相変わらずのコロナ禍で考える事がたくさんありますが、1番は健康である事。
元気に写真を撮っていられる事に感謝します。

(江ノ島編 おわり)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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