川辺優紀子のKIPONでスナップ ~ 高尾山編 4

みなさん、こんにちは。
フォトグラファーの川辺優紀子です。
KIPONのレンズ「IBERIT」で撮るこの連載、今回は高尾山に来ています。
いよいよ高尾山の回は最終回。

(つづき)

念願の山頂にて

ついに、山頂にたどり着きました!!
高尾山口駅を出発してからここまで2時間を要しました。
調べてみると、これはかなりのスローペースのようです。
それだけ写真に夢中になっていたと言う事ですね。
決して運動不足で進みが悪かったのではない。と、思います。

そう願います。
気温が高いこともあってか、みなさん木陰で一休み。
麓のベンチと同様に、人それぞれの時間の過ごし方がありました。

私の過ごし方は、というと
待ち望んでいたお昼ご飯です。
山頂にはいくつかの食事処があり、ここでランチにしようと決めていました。

真っ直ぐ降り注ぐ日差しが、季節感を物語っていました。

ソフトアイスの旗の揺らめきを見て「夏だなぁ」と思わず口ずさみます。

注文したのは私の大好きな「山菜とろろそば」
もうお腹ペコペコで早く食べたい!!
と言う事で、いただきます。

とろろのネバネバと冷たいお蕎麦が一気に胃に流れ込みます。
暑さにやられていた体にはとても嬉しい食事でした。

息つく間も無くぺろっと完食です。

食後のひと休憩の様子を、テーブルにミニ三脚を立てて自撮りしてみました。

可愛い出会い

ランチが済んだ後、山頂付近を少し歩きます。
すると可愛いネコさんに出会いました。

気持ち良さそうに寝ています。
起さないように、驚かさないように、静かに近づいて撮らせてもらいました。

こんな時も50mmの出番です。
森の中で眠るネコ、見ているこちらも癒されてウトウトしてしまいそう。

山頂付近にはいくつかのテーブルとベンチがあり、そこでマッタリと過ごすのも良いと思います。

ここまで登ってきた達成感に満ちた顔をしています。
さて、時刻は15時。
再び来た道をゆっくり戻って山を下りましょう。

下山

登っていた頃とは、だいふ日の角度が変わりました。

幹の表面もカッコいいです。

IBERITは柔らかく、かつ繊細に写し出してくれるレンズだと感じます。
まるでオールドレンズを使っているかのような、独特な味と「撮っている」と言う感触を与えてくれます。

今日はよく_歩きました!
皆さんも、お疲れ様です。

季節にとって様々な顔を見せてくれる高尾山で色々撮ってみましたが、予想以上にたくさんシャッターを切っていました。
IBERITはとてもコンパクトな単焦点レンズなので、今回の私のように24mm,35mm,50mmの三本を山に持ち出すのも容易です。
体力的には、運動不足で足がパンパンになっていたのはここだけの話。

季節が変わったら再び撮りに戻ってきたい、そう思えた高尾山でした。

往復切符を買ったので、帰りもケーブルカーにお世話になりました。
毎日毎日、たくさんの人を運んでくれてありがとう。

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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