川辺優紀子のKIPONでスナップ ~ 柴又編 3

みなさん、こんにちは。
フォトグラファーの川辺優紀子です。
KIPONのレンズ『IBERIT』で撮り歩くこの企画。今回は東京の下町、柴又を切り取ります。

柴又と鰻

さて、いよいよ歩いてきた参道の先にある神社にたどり着くのか!
と思いきや、ここで一旦ランチタイムを取らせていただきます。
「腹が減っては戦はできぬ」です。

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早速いただきます。
選んだのはこちら、うなぎ丼定食。
いかにも力が湧きてきそうなチョイスですね。
ここ柴又には、江戸時代から続いているような歴史の深い鰻屋さんが連なっています。
昔は掘割でたくさんの鰻がとれたとの事で、この地域の人々には遺伝子レベルで鰻が根付いているのかもしれません。

ご当地グルメに弱い私は、迷わずこの日のランチを決めました。
こちらの定食は多すぎず、少なすぎず、鰻を味わうちょうど良い量でした。
焼き目は香ばしく、中は旨味たっぷり。
美味しいご飯を食べると「生きててよかったな」と感じます。
柴又へ足を運んだ際には是非食してみてくださいね。

柴又帝釈天

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お腹も満たされて元気が回復したところで、再び参道を歩きます。
ここには「男はつらいよ」の撮影で実際に使われたお店もいくつかあり、写真の展示やグッズ販売など、見ているだけでも楽しめる通りでした。

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さて、食べ物の誘惑(いや、魅力と言うべきでしょうか)がたっぷりの参道を抜けて、いよいよ「帝釈天題経寺」に到着です。
門を潜ると「男はつらいよ」の主題歌イントロがBGMとして流れていました。
本来であればギャラリーなど含め、お堂の中など見所はたくさんあるようですが新型コロナウイルスの関係で外から眺めるに留まりました。

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中は見れずとも、外にあるの門の装飾だけで既に魅了されてしまいました。
こちらの彫刻は日頃、雨風や日の光が良くあたるのでしょうか。
少し裏手に回って日陰の方の獅子を見てみると、細かい部分がしっかりと残っています。
同じ獅子でも、物によって風合いの違いを見つけるのも楽しいものです。

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御堂の横には、とても大きく立派な松の木が生えていました。

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どのように撮ろうか考えましたが、今回も載せます。
IBERITお得意のフレアを活かした1枚です。
きっちり繊細に、色をしっかりと出して松の格好良さを撮るのも良いと思ったのですが、
ここでは柴又の優しい雰囲気に合わせて柔らかく表現してみました。
こちらの松は、東京都指定の天然記念物「瑞龍のマツ」だそうです。
なんと江戸時代の絵図にも描かれているとのことで、樹齢は想像を遥かに超えます。
帝釈天と共に長年柴又の人々を見守り続けてきたのでしょうね。

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さて、日もだいぶ傾いてきたので帝釈天にお別れを告げてさらに奥、江戸川の方面に向かいます。
(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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