川辺優紀子のKIPONでスナップ〜千葉で撮る(前編)

こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載は、KIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログです。

前回の「IBERITが私にしてくれたこと」の続きとなりますが、場所について一切触れていなかったのでここでご紹介。
今回のスナップは銚子方面をゴールとしようと思い向かいました。
道のりが長いので、まずはその途中にある千葉県にある佐原の町並みを撮ってみようと立ち寄ったのです。

佐原の没入感

24mm

ここ佐原は“北総の小江戸”と言われ歴史のある木造建築物が多く立ち並んでいます。
風もなく、鳥の鳴き声が響きます。
静けさの中、川を挟んで立ち並んでいる姿を眺めていると、時代を錯覚してしましそうになりました。

このレンズブログではKIPONのレンズIBERITのうち24mm、35mm、50mmの3本のレンズを用いて撮影していきます。

50mm

文明を感じさせるガス灯のようなデザイン。
袴姿でここを歩きたいです。

コロナ以前でしたらもっと人が多く行き交っていたかもしれませんが、朝早めの時間帯なのもあり近所の方がお散歩しているくらいでした。
彼らの姿を見て現代にふと気付かされます。

昔の人々はこの街でどんな暮らしをしていたのだろう。

50mm

物流の要であった河川が目の前で流れる生活はまた特別な物であったと思います。

24mm

旅館や商店が並んでいたそうで、当時はとても賑わっていたでしょう。
この川でも色々な出来事があったに違いありません。
想像してみると賑わいの声が聞こえてきそうでした。

今では観光客向けに船に乗ることができるそうです。
この日は偶然にもどこかの小学生たちの社会科見学でしょうか、たくさんの子供たちが喜んで乗船していました。

24mm

50mm

時代を錯覚してしまいそうになるくらい、素敵な場所でした。

24mm

海の町

さて、そろそろ移動します。
今回の目的地の銚子方面へと向かう途中物凄く大きなものが回っていました。

24mm

風力発電です。
遠くから眺める分にはそれほど大きく感じませんが、だんだんと近づくにつれそのスケールに驚きです。
あの羽の先は一体どんな速さで回転しているのだろうと考えてしまいました。

そう多くは見かけないもの物だったので、住んでいる場所から遠く離れた実感が湧きます。

 

いぬぼう

24mm

まず辿り着いたのは銚子電鉄犬吠駅。
夏のひまわり畑やお土産屋さんなどがあり、言わずと知れた人気スポットで写真を撮りに訪れる人も多くいます。

24mm

ここでは電車を撮りたい事もあり、終始広めの24mmで撮影を続けました。
電車の本数は少ないのですが、駅に到着した途端に電車が登場!
何ともタイミングがバッチリでした。

24mm

本来電車を撮る場合、事前に時刻表を確認して撮影アングルを視察し、場所を見極めてから電車を待ち構えるべきですが、気ままに撮り回るこのコーナーでは行き当たりばったりです。

 

24mm

駅のデザインと言い、ホームののどかな雰囲気と言い、とても心地よい場所でした。
写真スポットとして人気があるのも納得です。

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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