川辺優紀子のKIPONでスナップ〜函館編2

皆様こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログ。

今回やってきたのは北海道の函館。
北海道と一言で表しても地域によって全く異なるのが北海道の凄い所です。
隣の地域でしょ?と軽くみていたら実は別の県に行くくらいの移動距離だったりします。

大草原もあれば、大きな街もある。
私が訪れたのは函館の街を中心とした有名スポットでした。

50mm
※ガラス越しに撮影

大型バスで市内を移動します。
車内から街を眺めていると、道路に線路が。
路面電車です。

時折電車とバスが並走する場面にも出くわしました。

50mm
※ガラス越しに撮影

車体のラッピングは様々で、レトロなデザインもあれば可愛いキャラクターもあります。

地域の生活に根付いた路面電車。
雪降る中での走っている姿も見てみたいと思いました。

 

50mm

バスに揺られてやって来たのは五稜郭タワー。

24mm

五稜郭は幕末から明治維新への移り変わりの時代においてとても重要な場所。
函館市民の願いによって公園として一般解放されてから、市民だけでなく全国から人が訪れる大人気観光地となりました。

そんな五稜郭を上から眺めることができる五稜郭タワー。
展望部分も五角形、その下部は星形とかなり拘って設計されています。

24mm
※ガラス越しに撮影

展望台から見るとさらに星形五角形の美しさとその広さを実感できます。
五稜郭だけでなく、街も一望できるタワーは何周見渡しても飽きません。

24mm
※ガラス越しに撮影

ここでは迷わず24mmのレンズを選択。
今回のスナップ旅には24mm F2.4、35mm F2.4、50mm F2.4の3本を持参しており、シーンに合わせて交換していきます。
旅ではこういった景色を優先に撮りたい場面が多く存在するので、比較的広い画角で撮れる24mmは必須です。

24mm

24mm

五稜郭敷地内には復元された庁舎もあり、見応え抜群。
私はこの屋の根瓦や、骨組みが作り出す曲線がとても美しいと思います。
日本が誇る伝統文化や技術は、惜しみなくアピールしていきたいものです。
コロナの関係もあって、まだまだ海外からのお客さんは少ないですがこういった建築物にも人気があることは間違い無いでしょう。

50mm

時刻はあっという間に夕方に。
お宿の窓を開ければ目の前に海が広がっていました。
青とピンクの薄らとしたグラデーションに癒されます。

波の音も優しく響いていました。

人や物が行き交う玄関口でもある海。
海の幸を恵んでもらえるだけでなく、歴史的にも函館の港は重要な場所となりました。
この土地にとってなくてはならない存在だなとしみじみ考えながら眺めるのでした。

50mm

さて、お夕飯を済ませたらこの日最後の観光スポットへ向かいます。
「防寒対策をするように」とガイドさんから助言をもらったので準備をしてバスに乗り込みます。

24mm

到着したのは函館山展望台。
函館の夜景は「世界三代夜景」の一つとされているだけあるので、これを見ずには帰れません。

KIPONのレンズIBERITはマニュアルフォーカス。
わざとピントをずらして撮ってみました。

夜景のキラキラ具合がものすごく綺麗です。
そしてこの日私が見れた景色は、こんな夜景でした。

24mm

とても輝いていました。
光る絨毯が敷き詰められているようでした。
ガイドさん曰く、この日は特に良く見えたそうです。
風もなく気温もさほど低くなく、何一つ不自由のない環境で景色を堪能することができました。

スローシャッターで撮影しようと決めていたので、持ち運びに便利な手のひらサイズのミニ三脚を使用。
観光客も比較的少なかったので揺れによるブレもなく撮影できました。

どんな撮影にも柔軟に対応するIBERIT。
旅での写真撮影をより一層楽しいものにしてくれます(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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