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川辺優紀子のKIPONでスナップ 〜 気ままに歩く旅編3

こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログです。

今回は上野をスタート地点とし、気の向くままに撮り歩く日にしてみたところ、どんどん足が進んでしまって気が付けば1日で17000歩も歩いていたようです。
その1番の要因としては、上野公園がとても広い上に見所が大量にあったからだと思います。

24mm

観光写真などで、鳥居がたくさん並んでいるスポットが人気ですがその大半は地方にある印象で、東京都内で見られるとは知りませんでした。

そこは花園稲荷神社とあります。
大都会の真ん中にあるとは思えないほどの静けさと湿度を帯びていました。

35mm

緑と赤がよく映えます。
こういった神社などのスポットでは建物をきちんと写そうと広角レンズを多用しますが、35mm(使用機材がAPS-Cなので、35mm換算でおよそ50mm)で奥行き感のあるショットを私は好みます。

50mm

同じ場所からレンズを変えて撮影してみました。
50mm(35mm換算で75mmとなります。)で撮影することによって、今いるスポットを活かしながら人物に焦点を当てることができます。

撮影の立ち位置を変えなくても、レンズの選択で何を主体に写真をとるのか選ぶことができます。これが、レンズを多種類持ち出したくなる理由の一つですね。

私がレンズ交換式カメラを使い始めた当初は、レンズは1本あれば十分と考えていました。しかしカメラに慣れてくると画角について考えるようになり、レンズの選択肢を広げたくなったのです。

このレンズブログで使用しているKIPONのIBERITは、まさに持ち歩きに持ってこい。
なんといってもサイズが小さく手のひらにスッポリと収まってしまうのです。

(別機材にて撮影)

おかげで小さなバッグひとつで必要な荷物が綺麗に収まり、撮り歩くのに大変助かっています。

24mm

せっかくなので自撮りを1枚。
この場の雰囲気を活かして、わざとフレアが入るように撮影してみました。レンズの角度によって入り具合も調整できるので皆さんも挑戦してみて下さい。

人によっては“フレアは好まない”という方もいるかと思います。
レンズは個性。
実際に使ってみて、自分と相性の良いレンズたちを探していくのが写真生活の楽しい所ですね。

50mm

さて、しばらく歩くとまた別の神社らしき入り口にやって来ました。
神社がたくさんあるなと思いましたが、上野恩賜公園では私が数えただけでも神社や御堂が5つはあるようです。

博物館や美術館もあるので、1日かけても全て見切れないのが上野公園なのだと痛感しました。

夕方に差し掛かってきました。
光と影の具合もガラリと変化していく時間帯です。

 

 

50mm

50mm

50mm

このキラキラした1枚が、思いのほか気に入っています。
水が打たれている場所はだいぶ足元なので、しゃがみつつ、カメラを地面に触れるくらいのアングルで撮ってみました。

 

35mm

その先には、別の形でキラキラと輝く門が大きく構えています。
正式名称は唐破風造り四脚門(からはふづくり よつあしもん)。国指定重要文化財だそうです。

24mm

装飾のなんと細かいこと。じーっと見つめていると吸い込まれてしましそう。

24mm

大きな灯籠が物凄い数で佇み、その圧に終始圧倒されていました。
参拝終了時間が迫っていたのもあり、この空間をほぼ独り占めです。

日もどんどん傾いてきたのでそろそろ次へと移りましょう。

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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