川辺優紀子のKIPONでスナップ 〜 吉祥寺編(前編)

皆様こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログ。

写真を楽しむと一言で表しても、その中身は人それぞれです。
どのカメラを使うのか、デジタルなのかフィルムかのか。
何をどこで撮るのか、それとも撮らずに鑑賞を楽しむのか。

組み合わせが無限大に存在する写真の楽しみ方の一つとして、ここではレンズをIBERITに限定したスナップを気ままに紹介していきます。

用いるのは24mm,35mm,50mmの3本。
いずれも解放F2.4の単焦点レンズです。
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KIPONレンズ製品ラインナップ

 

使い勝手の良いボディバッグにクッション性のあるインナーを入れて、そこにレンズ2本とブロワー、交換バッテリーと予備のSDカードを入れたフットワークの軽い装備でお出かけです。

 

 

(別機材にて撮影)

この小さなバッグに収まってしまうのがとても嬉しいポイント。
これならば単焦点でも何本も用意したくなります。

残り1本のレンズをカメラ本体に装着して、いざ出発!

色と香りと池の街

吉祥寺と聞いて思い浮かべる印象は、漠然とオシャレな街!でした。
実際に肌で感じてみると、単にお洒落というだけでなくこの街は色と香りと池がとても印象的だったのです。

50mm

自然と街の空気に馴染む壁に施されたアート。
自分の故郷とは全然違う波長を感じて物珍しさを存分に味わっていました。

35mm

雑貨屋さんも多く立ち並ぶ通りでは、見ているだけでも楽しめるのは何故だろう?と考えていたのですが、色合いが心をくすぐっていたのかもしれません。

35mm

24mm

35mm

ヨーロッパの街並みを彷彿とさせる英語表記のパネル。
写真での切り取り方によっては海外にも見えてきました。

国内外を問わず、普段見慣れないものや初めての場所などは特にシャッターを押したくなります。
このレンズブログを通して様々な場所に赴き写真に収めていると、自分は全然日本を知らないし行ったことのない場所ばかりだと痛感するのです。
コロナ禍で海外撮影に行く事も容易ではなくなってしまいましたが、これを機に自国を見つめ直すのもとても良い事だと感じています。

フォトジェニック

さて、早速ですが1件目星を付けていたお店に入ろうと思います。
私は普段「インスタ映え」や「フォトジェニック」と言われるようなスポットやアイテムを撮ることが少ないのですが、なぜかこのお店には行きたいと思ったのです。

35mm

35mm

吸い込まれそうな温かい入り口。
幸運にも狙っていた窓際の席へ案内されました。

50mm

50mm

50mm

ここが入ってみたかったお店。
テーブルクロスの柄もレンガの質感も、そこにある全てがたまらなく素敵です。
家具はおそらく長年使ってきたであろう物ばかりでとても良い味を出していました。
最後のお会計の時に店員さんから聞いたのですが、使用しているレジは100年前のアメリカ製だそうで、やはりかなりの拘りがあるようです。

そして私の目当てが運ばれてきました。

50mm

クリームソーダです。
色鮮やかな冷たいソーダに、カップ1杯分ありそうなくらい大きなバニラアイスが乗っています。
もう何年も飲んでいないクリームソーダが、なぜか無性に飲みたくなりここまでやってきました。このために今回の撮影場所を吉祥寺に決めたと言っても過言ではないくらいです。

50mm

普段同じようなカットは連投しないのですが、とても気に入っているので載せさせて頂きます。
写真ではサイズが分かりづらいかもしれませんが結構ボリュームがあり、この1品だけでもお腹と心は満たさせます。

 

35mm

ランチとしてさらにパスタも美味しく頂きました。
いつも通りペロリと完食し、エネルギー補充できたのでお次は公園に向かうことにします。

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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