川辺優紀子のKIPONでスナップ 〜 河口湖編2

皆様こんにちは。
写真家モデルの川辺優紀子です。
この連載はKIPONのレンズIBERITを用いて様々なスポットを撮り歩くレンズブログです。

コンパクトなIBEEITはできるだけ荷物を増やしたくない旅にもってこいのレンズ。
今回の撮影スポット河口湖には、カメラ本体に24mmを装着し、カバンに50mmを忍ばせてやってきました。
移動はショップで1日レンタルしたクロスバイク。

リュックを背負って駆け巡ります!

乗る!

「河口湖編1」では駅から自転車で河口湖まで向かい、遊覧船に乗りました。
この日は乗り物に惹かれる1日だったようです。
次に目に留まったのは・・・ロープウェイ!
船から湖を眺めたので、次は山の上から見下ろしてみることにしました。

24mm

こちらがゴンドラの中から見えた景色。
先ほどまで私がいた乗船場がとても小さく見えます。
この景色を背にしてどんどん上へと上がっていきました。

富士山はどこへ

正式名称は「~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ」
その名の通り山上からは、富士山が目の前に広がる日本有数の絶景が堪能できる場所なのです。河口湖と言ったらやはり富士山とのコラボレーションが醍醐味ですよね。

『河口湖編1』から読んでくださっている皆様、お気づきでしょうか。
これまで1枚も富士山が写った写真がない事に・・・・。

それではご覧ください!
ロープウェイを降りたその先の展望台“富士山パノラマスポット”が、こちらです!

24mm

「天上の鐘」の向こうに・・・
富士山が・・・!
見えません。

24mm

鐘の隣のタヌキとウサギ。
その背景に富士山が・・・見えません。

そうです。
分厚い雲に阻まれて、富士山は全く見えませんでした!
この日は待てども待てども雲に隙間が出来ることもなく、その姿を目にすることは出来ませんでした。

空気の澄んだ冬ならば比較的富士山を見る事ができるのですが、季節は夏。
温まった空気によって、どうしても雲が発生しがちなんだそう。
晴れ間が見えるかもしれない天気予報でしたが蓋を開けてみれば終始曇り空。
撮影日はどうしても調整できないので、こればかりは仕方がありません。
曇りの河口湖を楽しむ事に決めたのでした。

登った先で楽しめるのは景色だけではありません。
グルメです。
そろそろ何か食べたいので甘い物を1つ。

24mm

可愛らしいウサギが乗った「うさぎソフト」です。

24mm

日差しはなくても気温は高め。
アイスの冷たさが体に染みます。

一休みできたところで天上山を散策してみる事にしました。

少し登って見上げてみると、立派な旗が見えます。

24mm

24mm

風林火山。
大河ドラマのメインテーマが頭の中で流れ始めました。
なびく旗を見ながら富士山の広大さを全身で感じられるとても素敵な場所なのだと思います。

24mm

気候が涼しいからなのか、紫陽花もまだ少し残っていました。

24mm

24mm

青々とした豊かな緑以外にも、ここにはなんと季節を堪能できる風鈴がたくさん釣りさげられていました。
風が吹く度に辺りに響き渡る風鈴の音。
済んだ空気と相まって、とても気分がリフレッシュされます。

24mm

森の静けさの中に風鈴だけが鳴り響いている不思議な体験でした。

そしてこの山には、もう一つ見逃せない展望台があるのです。
階段を登った先に現れるデッキにて足元を見てみると、なんと真下が丸見えです。

24mm

床が格子になっていてスリルを味わえる仕掛けになっていました。

富士山が目の前に見えることはもちろん、その横の河口湖が見える景気も堪能できる展望台です。

24mm

富士山が見えない日であっても、ロープウェイで登った先は写真を楽しめるポイントがいくつもあるスポットであると実感しました。

乗って楽しい、眺めて楽しい。
次は季節が変わった冬にでも来てみたいと思います。

それではゴンドラに乗車して山を下りることにしましょう。

24mm

「カチカチ山」の舞台となった山と言われているだけあって、ゴンドラの上にまでタヌキがいました。

24mm

最後に再びロープウェイ終点からの眺めを1枚。
なんだかんだで、ここからの眺めが1番のお気に入りとなりました。

次こそは、展望台からの富士山を拝めますように!

(つづく)

川辺優紀子

プロフィール:川辺優紀子(かわべ ゆきこ)

大学卒業後上京し、モデル・タレントとして活動。
写真家高桑正義氏に師事し、2019年に独立。
ロケーションやスタジオライティングを用いての人物撮影に加え、日常や旅先のスナップをライフワークとしている。
現在はモデルと写真家の二本柱で、精力的に活動中。

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